準備

概要

相関 k 分布テーブル作成のために下の手順で準備する.

  • 適切な波数解像度の決定.
  • 複数の大気プロファイルに対するラインバイライン計算の実施.
  • 相関 k 分布テーブル作成のための作業ディレクトリの作成.

手順

適切な波数解像度の決定

複数の大気プロファイルに対するラインバイライン計算

これまでは中緯度夏大気 CO2 体積混合比 300 ppmv (MLS_CO2-300ppmv) の大気プロファイルに対してラインバイライン計算を行ってきた. ここでは, 異なる緯度, 季節の地球大気のプロファイルに適用できる相関 k 分布テーブルを作成するために, 下の大気プロファイルに対してもラインバイライン計算を実施しておく. これらラインバイライン計算の結果を相関 k 分布モデルの評価に用いる.

  • 熱帯大気, CO2 体積混合比 300 ppmv (TRP_CO2-300ppmv)
  • 熱帯大気, CO2 体積混合比 600 ppmv (TRP_CO2-600ppmv)
  • 中緯度夏大気, CO2 体積混合比 300 ppmv (MLS_CO2-600ppmv)
  • 中緯度冬大気, CO2 体積混合比 300 ppmv (MLW_CO2-300ppmv)
  • 中緯度冬大気, CO2 体積混合比 600 ppmv (MLW_CO2-600ppmv)
  • 亜寒帯夏大気, CO2 体積混合比 300 ppmv (SAS_CO2-300ppmv)
  • 亜寒帯夏大気, CO2 体積混合比 600 ppmv (SAS_CO2-600ppmv)
  • 亜寒帯冬大気, CO2 体積混合比 300 ppmv (SAW_CO2-300ppmv)
  • 亜寒帯冬大気, CO2 体積混合比 600 ppmv (SAW_CO2-600ppmv)

各大気プロファイルのデータは prog01.0_mkprofile_ascii/data 以下にあり, ラインバイライン計算の実施方法は ラインバイライン計算の非一様波数解像度の影響評価 に従う.

相関 k 分布テーブル作成のための作業ディレクトリの作成

計算を行うソースプログラムをコピーし, 作業用ディレクトリを作成する. (以下の XXXX-XX-XX は使用しているファイルに合わせること. 下に示す作成するディレクトリ名は例なので好きに付けて良い.)

$ cd radmodels2-XXXX-XX-XX
$ cp -Rp lbl_k-dist k-dist_varvmr_dwn00.2e2+02.0e2
$ cd k-dist_varvmr_dwn00.2e2+02.0e2

k-dist_varvmr_dwn00.2e2+02.0e2 内から, ラインバイライン計算の結果に対してシンボリックリンクを貼る.

$ rm -rf prog01.0_mkprofile_ascii prog02.* prog03.0_calc_rte
$ ln -s ../lbl_dwn00.2e2+02.0e2/prog01.0_mkprofile_ascii ../lbl_dwn00.2e2+02.0e2/prog02.* ../lbl_dwn00.2e2+02.0e2/prog03.0_calc_rte .

なお, ここではラインバイライン計算と相関 k 分布 (テーブル作成) 計算の作業ディレクトリを分けているが, これは好みの問題であり, 分けなくても大きな問題はないと思われる.